メイカー手数料 vs テイカー手数料

ほとんど全ての仮想通貨取引所は、テイカー手数料の方がメイカー手数料よりも高く設定されています。一方で、スプレッドについては大きく変動します。

 

極端な例ですが、Bitmexは0.075%のテイカー手数料、0.025%のリベートを支払う形式となっています。一方で、BinanceはTier毎に設定された形式になっており、メイカー手数料よりも少しだけ高い手数料の設定になっております。どちらがより良いのでしょうか?

 

ほとんどの場合、その差はあまり大きくありません。例えば、ある取引所Xがメイカー手数料 + テイカー手数料の合計で0.1%の手数料を設定していたとします。

 

可能性としては

 

                        テイカー     メイカー     合計

オプション A      0.06%          0.04%        0.1%

オプション B      0.15%         -0.05%        0.1%

 

両方の例では、合計の手数料は1トレードにつき0.1%です。例えば流動性がないオーダーブックが取引所にある場合、例としてDASH/USDのオーダーブックを見てみます。

 

image2.png

このオーダーブックは実質同じ形となっています。このオーダーブックから1Dashを購入する際、Option Aでは$100.80と、追加の$100.80*0.06%分の手数料を合わせて合計で$100.86を払う必要があります。

 

Option Bでは$100.71+0.15%*$100.71をかけると、$100.86相当になります。

 

これは供給側の場合も同様です。Option Aでは、DASHを$100.8と0.04%分の手数料を払う形になります。これは合計で$100.76に相当します。

 

一方でOption Bでは$100.71と追加で0.05%のリベートを合わせて、こちらも同様に$100.76となります。

メイカー手数料とテイカー手数料の合計が同じであれば、メイカーとテイカーの間のスプレッドの変更はオーダーブックの表示を広くしたり狭くしたりする事と同義となります。

 

マーケットメイカーは、カバーを行うため場所を移し、最終的には元に戻ります。

 

そうすると、メイカーリベートやメーカー手数料があることは意味があるのでしょうか?

1つの例があります。DASH/USDの取引ではなく、BTC/USDのパーペチュアルになります。

 

Option Aのケースでは、このように見えます。

 

image1.png

上記と同様の例を用いると、Option Bのオーダーブックは下記のように見えます。

 

image3.png

このケースでは違いが生まれます。ベストBidがベストOfferよりも高くなります!

このOption AのOrder BookをOption Bの世界に変換する事はできません。

 

実際に、Option Bで0.15%のテイカー手数料があっても、効率的なbid-askのスプレッドが0.3%以内に収める事はできません。

 

オーダーブックの幅に制限はないため、オプションBのオーダーブックをオプションAの同等のものに交換できます。しかし、その逆はありません。

 

そのため、メイカーテイカースプレッドが大きすぎると、手数料を考慮すると市場が有効なbid-askスプレッドを狭くする事ができなくなります。

 

一般に、これはメーカーのリベートを、不確実性の量よりも大きくすべきではない事を意味しています。

 

メーカー手数料/リベートがゼロのBTC市場のスプレッドは一般的に0.01%である事を考えると、BTC/USD市場でのメーカーリベートの量は広すぎるといえます。

 

 

 

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